いみじくも意味を求むるを忌む
構造の化けの皮を剥がす。
ほんの出来心から始まるその行為が、
生から意味を奪っていくことになりかねない。
この世を包む外装は、重なった藁のようなもの。
掻き分けて中を覗いても、この世とは実態もない、
つかみどころのない虚空間。
レールに乗ることを恥じる前に、
レールに乗れたことを誇りに思わねばならぬ。
レールにいれば剥がれることはないのだから。
- 作者: 村上龍
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2004/06/01
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 18回
- この商品を含むブログ (24件) を見る
タイトルからして心配されそうな村上龍氏のエッセイ。
俺の得意な自己犠牲をベースにした人間関係の築き方は全否定されてた。笑。
とある行為が自己の犠牲によりなっているのか、自己の献身性から生まれるものなのか。
それを献身性と呼ぶために、進んでレールの中に飛び込もう。
- アーティスト: Sigur Ros
- 出版社/メーカー: Mca
- 発売日: 2002/10/29
- メディア: CD
- 購入: 4人 クリック: 37回
- この商品を含むブログ (117件) を見る
1曲目がものすごくいい。
高揚感と寂寞感を同時に発する表現もあるんだ。
でも曲名はVAKA。笑
やっぱsigur ros好き。