『アキレスと亀』(北野武)
SEらしくネットレンタル会員になってみた。
と言えば格好がいいけど、単に返却がめんどくさいだけですが。
否、こうなったらこうなったでポストに入れるのもめんどくさく感じてくるぞ。
嗚呼、私はどこまで貪欲なのだろう。
とは言えネット配信は高いので二の足を踏めず。
このあたりはストア派になんて絶対なりきれないが、
お小遣い制で予算に限りのあるサラルリマンの貪欲な心を制御してくれる、
市場主義のよくできたりよくできていなかったりする側面でありまして。
前置きはこのくらいにして。
北野武殿の『アキレスと亀』を見ました。
きっと感覚に訴える映画なので言葉では表現がしずらく、
長嶋さん的表現しか出来ないのですが、
原色でグワっと来てギャッってなっちゃう
映画でした。
日本にしかいたことないから良く分からないけれど、
どうやら他国に比べると日本は日常的にも玉虫色が横行しているらしく(比較するとどうしてもネガティブな表現になるけど)、
善し悪しは別にしてそれでストレスを感じることも少なくない。
だから、原色で
グワっ
とくると
スカっ
とするものがあり、分かりやすくてとても吸収性のよい内容でした。
喜怒哀楽で言う「怒」も「哀」も原色だから、そんな表現が不慣れな私は若干怖さも覚えたのだけれど。
でもどこかスカっとするんだな。