白は白、黒は黒

今、とある銀行システムの開発をしている。
テスト口座を作る時の口座開設画面で、よくある画面がふと気になる。


あの、WEBシステムでよくあるアレだ。
「郵便番号」を入れて【照会】ボタンを押すと自動的に住所が入るアレ。


これって、マスタはいつどうやって組み込まれるんだ?
郵便番号増えたら自動的にどっかから反映されんのか?


どうしても気になったので上司に聞いてみた。
すると、
「Japan○pstのホームページを見ろ」
とのこと。


言われたとおりホームページを見ると、おお!なんと、マスタcsvがあるでないの。
そうか。日本中のシステムはこのcsvをそれぞれ勝手に取り込んでいるのか。
意外に人力作業なんだな。。
まぁそりゃそうか。自動反映するほどのもんでもないしなー


でも、上司曰く、
「昔は国の組織だから郵便番号データの正確性が求められたけど、今は民営化されたからそんな義務もないんじゃない?」
とのこと。


確かに。フリーソフトみたいなもんだしな。慈善的に配布してるわけだし。
「何かあっても当社は責任負いませんけど、何か?」
と言っているようなもんだ。
国の組織である以上は正確性が求められるが、民間になったら事業でなければそこは求められないわな。


全然話が飛ぶけど、これも聞いた話。
昔○銀から○本銀行券100枚×1万円が来た時、どう数えても101枚なのに、
○銀に訴えても認められずに1万円を雑益処理せざるを得なかったことがあったそうな。


彼らが誤りを認めてしまうと根幹を支えるシステム全てが崩壊してしまうからだらう。


白であっても黒と言わざるを得ない。
黒であっても白と言わざるを得ない。


それはそれで大変だのう。