点と点を繋いで線にしてみて、その延長線に未来を見るという作業

10月になってからこれからのキャリアを思うことが多くなった。


ここ1年は仕事以前に生活とか生き方とか、
人間としてのベースが固まることがなかなかできずにいた。


「雨降って地固まる」とはよく言ったもので、
ほんと、雨が降ったらコレマデノカタマリが面白いくらいハチャメチャになって、
イマカラノカタマリが再構成されていくみたいだった。


これまでも雨が降ることは多々あった。人間ですもの。
でも今回の雨が違ったのは、
降り続いたこと。
晴れ間がなくて水が捌けていかなかったこと。
捌けずに溜まる一方だったこと。


ある程度は堰止める度量があったつもりが、許容量を超えるとあっさりと崩壊する。
人間が造ったダムをモチーフにした「堰を切ったように」という表現があるように、
やっぱり人間そのものも「堰を切る」瞬間があるのだということを知りました。



そんなこんなで毎日の生活を生きてきたのですが、
幸いなことに仕事において目的を持とうと思えるようになってきました。
いや、正確には、「目的を持たなきゃ」という焦燥感を感じるようになってきました。
幸せな焦燥感だ、これは。うぅむ。


よく引き合いに出す「マズロー欲求段階説」でいう
自己実現の欲求」というヤツの萌芽がやっとこさ出てきた気がいたします。
これは、そのベースをいつも提供してくれる環境があるからなのだと、心から思えます。うーん、ありがとう。


藤やん(水曜どうでしょうディレクター)が、
"ディレクターの仕事は、メンバが力を出しやすい『環境』を整えること。"
という趣旨のことを言っていた。


それはきっと家庭にも当てはまって、
"親の仕事は、子供が力を出しやすい『環境』を整えること。"
なんだと思う。

『環境』と言っても、
経済的なもの、
直接的な教育時間、
機会を与えること、
とか勿論色々あって、
どんなに小さくてもそれらをバランスさせていくことが大事なんだと思う。



私は今、子供のように甘えております。
存分に力を発揮させていただきたいと思っております。
そのための『環境』を提供してくれる力があるから、
きっともう、人の親になる資格は十分にあると思うよ。




さてさて、表の理由として『論理的思考が好きだから』、
裏の理由として『採用人数多いし、なんかかっこいいから』を担いで飛び込んできた今の業界だけれど、
ハッキリ言って技術なんて興味ないし、プログラミング向いてないしでこれまではダメ社員まっしぐらコースだったと思う。


ただ、曲りなりに染まるように日々を進めてきてなんとなく見えてきた自分の道はある。


チームでなんかやるのは嫌いじゃないこと。
任されたチームはいいものにしたいってこと。
技術は興味ないけど、人間には興味あるってこと。
猛禽類みたいに無邪気に獰猛に動くプロジェクトをグッと押さえつけるのは実は快感だということ。
あーだこーだ言われるポジションは嫌いだということ。



これを突き詰めて見えた道は、やっぱり、人が登場し、猛獣みたいな動きをする
プロジェクトを制御する役割であるマネジメントだった。



高い欲求階層にたどり着いたはいいけど、何しようかなぁとずっと悩んでた。
でも、ちょっとクリアになった。



もやもやしながらも情報処理試験のプロジェクトマネージャは取得できたので、
今度はPMP(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)とろうっと。
(こういうこともあるからなんとなぁ〜く気になる資格とっとくのは有用だ)


というわけでマネジメントの勉強はじめます。
とっかかりは以下2冊。(1冊はアソビ)

はじめての課長の教科書

はじめての課長の教科書